こんにちは! GTNET福岡店です!

GTNET保証修理・86のクラッチカバー・ディスク(ディスクは対象外ですが)、レリーズベアリングの交換をご紹介します!

 

今回修理をおこなう86は、クラッチが切れない状態になってしまいロードサービスにて搬送されてきました。

点検をしたところ、どうやらレリーズベアリングの破損が主な原因のようです(*_*)

そしてレリーズベアリングの破損により、クラッチカバーも影響を受けていました。

幸い、今回のケースではレリーズベアリングとクラッチカバーの交換は保証対象内です。

上記の「今回のケースでは」というのは、故障の原因によっては保証対象外になることもある、ということです。

故障の原因が走行の仕方によるものの場合、たとえば半クラ状態のまま多く走行したり、クラッチを蹴る・常にクラッチペダルに足をスタンバイして半クラ状態を作り出している、などなどクラッチに負担をかけてしまうような運転が消耗・故障の原因だった場合には、クラッチ以外のパーツにも言えることですが保証修理の対象外となる可能性があります。

特にランサーエボリューションやインプレッサ系のハイパワーなマニュアル車になると、運転に不慣れな方や過度なスポーツ走行など、荒い運転を続けてしてしまうだけでもクラッチなどに大きなダメージを与えてしまいます。

そのような走行をした車輌のクラッチカバーやディスクなどには偏摩耗やアタリが付くので、点検の際にどういう運転をしたかが分かります。

こればかりは実際に点検をしてみないと判断できないので、些細なことでも構いませんのでお車に違和感や異音・不具合を感じたらまずはご連絡ください。

それでは、保証修理をおこないましょう!

 


 

まず、こちらが故障の原因となったレリーズベアリングです。

かなりボロボロになって砕けてしまっています。

image2

 

この中に金属のボール状のものがいくつも入っていますが(すきまからちょっとだけ覗く銀の玉がそれです)、圧着されているカバーが割れ、ベアリングのボールも砕けてしまっていますね。

破損の原因には、熱によって中のグリスが劣化して・・・などが考えられます。

image1 (2)

 

写真右の新品ベアリングと比べるとさらにひどく見えますね・・・。

image2

 

クラッチを踏む、という動作によりベアリングがクラッチカバーの方へ押され、通常であればそのままきれいに噛み合って動きます。

ところが、先ほどのような破損がおき、そのままクラッチカバーの方へ接触すると、うまく噛み合わずシフトチェンジできない・部品がキズ付く・・・などなど、クラッチカバーにも被害がとてもよくない状態になってしまいます。

これは正常な状態ではないので、そのまま走行するとディスクが激しく摩耗して煙が出たり、異臭がしたりもします。

走行に支障があるし危険なので、異変を感じたらまずは安全なところへ車を移動させ、お車を購入されたお店などにご相談ください。

 

お次はクラッチカバーです。

image3 (2)

 

↓真ん中のギザギザしたところがベアリングと接触する部分なのですが、破損したベアリングによってキズついてしまっています。

image2 (1)

 

GTNET保証でレリーズベアリングとクラッチカバーを新品に交換させていただきます!

image2

ちなみにクラッチカバーがへたってくるとクラッチの踏み応えが重い・硬い、などの症状がでるようになります。

以前と踏んだときの感触が違ってきた・・・と感じたら、カバーが原因かもしれませんね。

中古車だと、ご購入前にすでにクラッチ等が消耗している車輌もありますので、そういった車輌の商談時には納車前交換をご提案することもあります。

 

次にクラッチディスクです。

こちらは保証対象外になるのですが、ディスクにも少なからず影響が出ていたのでカバーとの同時交換が好ましいです。

この場合、パーツ代のみのご負担で交換することができます。

image1 (4)

なぜパーツ代だけで済むかというと、クラッチディスクの交換にはミッションを降ろす必要がありますが、保証のクラッチカバーとベアリング交換にもミッションを降ろす工程があり、同時に作業することができるので別途工賃が掛かりません。

一般修理の場合、ミッションを降ろしておこなう作業は工賃3万円~5万円ほどするので、ディスクもそろそろ寿命かなと思ったら一緒に交換してしまうのが断然お得でおすすめです!

クラッチディスクは86純正品ならだいたい1万円~2万円くらいです。

クラッチカバー、クラッチディスク、ベアリングを自己負担で交換した場合、純正部品使用の場合は部品・工賃含め7万円~10万円ほどの修理となります。

うーん、結構な出費ですよね!!(‘;’)

 


 

ベアリング等の交換をするためにミッションを降ろしています。

image1 (2)

 

image3 (2)

 

この↓新しいベアリングを・・・

image3 (1)

真ん中の軸に取付けます。

image1 (3)

 

上から差し込んである黒いフォークのようなものは、運転席からのクラッチ操作をベアリングまで伝えるための仕組みのひとつです。

image3 (1)

 

そしてクラッチカバー、ディスクはフライホイール(中央の円形のパーツ)の方から取付けます。

image1 (4)

image3

 

パーツも交換したことだし、ミッションをもとの位置に戻さないといけませんが、これがかなり重くて、位置を合わせるのが大変な作業です。

image1 (3)

image2 (1)

台にのせてあるとはいえ、60キロ~80キロほどあるミッションを持ち上げ、シャフトを入れ込み、元通りに取付けるのは骨が折れるようですね・・・(*_*)

 

よっしゃ!もとどおりにセットされました!

image3

 

最後に走行テストをしたのち、再度点検・確認をしてからお客様へお返しします。

パーツ交換後は問題なく走行するようになりましたよ!

この度はGTNET保証のご利用、ありがとうございました!(^^)

 

今回ご紹介したように、保証にご加入いただいていており、且つ保証対象内の故障であればお客様の金銭負担なく修理をすることができます。

商談時にはこのGTNET保証を含んだプランも提案しておりますので、ご不明な点があれば営業スタッフへお気軽にご質問ください。

GTNET福岡店にてお待ちしておりまーす!(^^)/”

 


<店舗情報>

住所:福岡市東区多の津3丁目16-5(GTと書いてある赤いタワーが目印です)

TEL:092-284-1100 メール:fukuoka@gtnet.co.jp

営業時間:9:00~19:00(整備等の最終受付は17:00まで)

定休日:火曜

↓↓GTNET福岡店在庫車情報はこちらから。新入庫車情報のブログ更新中です↓↓

https://www.gtnet.co.jp/gtnet-shop/71/1.html